おさえるポイント☝
研究費獲得のための申請書
2020.06.10
僕自身は、パワポを作るのも好きだし、作文も好きだし、例えば、競争的研究費を取りに行く申請書があるんだけど、ああいうの書くの大好きですよ。
だってアートだもん。千葉一裕先生「授業百景」インタビューより
そんな千葉先生の「研究費を取る!」申請書づくりをちょこっと教えていただきました。
➀導入部分
まず、例えば申請書の冒頭10行に、ものすごくインパクトのあるものを入れていく。で、何を仕掛けにしているかっていうと、太字のところだけ読めば全部意味が通じるようにしてある。
大体、1ページ3秒で読みたいんですよ。長々と誰かが描いた文章読みたくないでしょう、普通。だから、この黒く目立っている所だけ拾っていくと、ちゃんと意味が通じるように、導入部分もそうだし、本文全体に仕掛けてあるんですよ。
➁挿入の図・絵
で、間に挟む絵や図を細かく緻密にかいて、見ただけで「なんか凄そうだな」ってそれだけ、読んでいる人が分かればいいんですよ。そういうことですよ笑。
ただ、本当の化学の専門家も何人か読むから、この中に、本当にケミストリーとしての凄い事は書いてなきゃいけない。そういう人たちは、ちゃんと読んでくるから、「…こいつめ本当か!」って笑。
―まず目にとめてもらって、中身をちゃんと読んでもらっても大丈夫、と。 そうそう。すると、これは素晴らしいアートだ!って感動して、それで提出する。
ー笑。なるほどです! 全部そうです、私が作る資料は。楽しんでるわけです、そうやって。だから、授業も、しょうがなく楽しい。
➂実績欄
あとは、今までの実績をずらーっと並べておく。どうだ!こんなにやってきたぞ!って、もちろん全部英語で。
―実績がいっぱい書いてあると、選ぶ方も間違いないかな、となりそうです。なるほど…。
千葉先生の「授業百景」はこちらから