• このサイトについて
  • 先生大図鑑
  • 高校生からの質問におこたえします
  • アーカイブ
先生大図鑑

半端ない知識量と
こどもみたいな好奇心をもって
あるものごとを深く、研究している。

そんな先生たちの頭の中を
のぞいてみたくありませんか?

農工大各所に生息する
味わい深い先生たちとともに
その多様な研究の世界を
じっくりご紹介していきます。

津川裕司先生[津川裕司研究室]

オミクス科学は、体内にある生体分子(DNA、RNA、タンパク質、代謝物)を網羅的に解析することで、未知の生命現象の解明や疾患の診断、予防等に応用されています。オミクス科学の中でも代謝(メタボローム)を専門にされている津川裕司先生ですが、これまでにどんな転換期を経験されてきたのか。今大切になさっていることは何か。進路に悩む方必見のアドバイスもいただきました。

日々試行錯誤しながらも、研究室の学生のことを大事になさっているところが素敵だと思いました。やりたいことを大切にし、やるからにはトップでいたいという思いが印象的でした。(工学部生命工学科1年 あい)

野村義宏先生[応用蛋白質化学研究室]

食用や医療用と、近年どんどん利用が広まっているコラーゲン。野村先生はコラーゲンやケラチンなどのタンパク質をテーマに、多様な活用方法を研究されています。様々な企業と関わりながら、数十年取り組んできた研究への想いをお聞きしました。

社会での実用化に近い研究ができる農学部の研究者としてのこだわりを教えていただきました。特に、「常にゴールを意識する」という一歩引いた目線を持つことを今後研究に触れていく学生として大切にしたいと思いました。(応用生物科学科1年 ぐみ)

加納太一先生[加納研究室]

生物系の学科から応用化学の分野へと、分野を変えた加納先生。有機化学の知識を用いて、分子をデザインし、新しい物質を生み出すことの面白さや、常識に染まらずに、発想の転換をすることや、たくさん本を読むことなど、研究する上で大切なことを教えて頂きました。

面白いと思うことを掘り下げて、進路選択することが、大切であると感じました。常識を疑うことや、勉強以外にも様々な経験をすることなど、学生の頃から意識できることを教えて頂きました。ぜひご覧ください。(工学部応用化学科 らう)

小池伸介先生[森林生物保全学研究室]

今回は、森林における生物同士の関わりなどについて研究している小池伸介先生にお話を伺いました。 近年、クマをはじめとした様々な野生動物が畑や住宅街などに出没する事例が相次いでいます。インタビューを通じて、森林生態系の魅力や共存する上での問題などについて興味を持っていただけると幸いです。

つい先日、合宿の宿泊先や父の職場の近くなど身近な場所で熊の目撃情報がありました。野生動物との共存は私たちが思っている以上に身近で重要な問題であることが改めて感じられるようになりました。(農学部環境資源科学科1年 鯊)

園芸学が専門の鈴木先生に、なぜ園芸学を選んだのか、研究の面白さ、意義などをお聞きしました。先生は、園芸学によって栽培される高品質な野菜や花が完全になくなると我々は困ってしまうとおっしゃっていました。我々の食生活、文化を彩るために必要な園芸学についての思いを熱く語っていただきました。

「花の好みの価値観は刷り込みによって作られているものかも」という言葉にハッとしました。既成の価値観に同調しているだけかもしれないと疑う鈴木先生に、物事に疑問をもつ研究者の姿が垣間見えました。(農学部生物生産学科1年 くに)

山田浩史先生[山田研究室]

山田先生は「OS(オペレーティングシステム)」が専門で、ソフトウェアバグによるクラッシュやネットワークからの攻撃といったコンピュータの障害発生時に迅速に回復する「リカバリー」の観点から、安定稼働の実現に向けた研究を行っています。これまでの経歴や研究へのこだわり、高校生へのメッセージを熱く語って頂きました!

山田先生の温かい人柄とユーモアに包まれ、インタビューは終始和やかな雰囲気で進みました。研究に徹底的に取り組むことで次の方向性が見えてくるお話や、仲間と協力して研究を進めるというお話が印象的でした。(工学部知能情報システム工学科3年 タケ)

笹原弘之先生[笹原研究室]

機械システム工学科の笹原弘之先生にお話を伺いました!金属を削る加工や、機械を造る機械の研究について詳しく教えていただきました。笹原先生の研究人生や研究への思い、高校生へのメッセージもお聞きしました。

金属でできたものって、どのようにして表面を滑らかにしているんだろう、と考えたことはありませんか?将来ものづくりをしたいと考えている人に特におすすめの記事となっています!ぜひ読んでみてください!(工学部生体医用システム工学科2年 はりー)

入交眞巳先生[ディープテック産業開発機構]

入交先生は「獣医行動治療学」専門の獣医師として、府中キャンパスの動物医療センターにて診療されています。幼少期の動物との関わり、恩師との出逢い、10年間のアメリカ留学生活、進路選びへのアドバイスなど、多岐に渡るお話を伺いました。ぜひ最後までご覧ください!

入交先生の優しいお人柄と「自分のワクワクを大事に」という心強いメッセージに感銘を受けました。高校生の皆さんにはもちろん、学生や社会人など多くの方に読んで頂きたい内容です。(連合農学研究科博士2年 M)

渡邉泉先生[環境毒性学研究室]

地球にとっての毒ってなんだろう?私たちの身近にあふれる化学物質と環境汚染の関係について、環境毒性学を専門とされている渡邉先生に伺いました。自然破壊や公害問題といったシリアスな面もありつつ、自然界の不思議にワクワクできるお話です。誰も傷つかない地球を残したいという先生の想いにもぜひ触れていただきたいです。

クジラからオタマジャクシまで、どんな生物も研究対象になることに驚きました。環境汚染の研究は人間社会のあり方だけでなく生物多様性や生命の尊さを理解することにつながりますね。私も「気づく力」を磨いていきたいです。(すだち)

梅澤有先生[水圏科学研究室]

海の生態系の中や、陸から海へ物質がどのように動いているかを研究している梅澤先生。それによって人間の活動や気候変動が海の生態系にどんな影響を与えるのかを探究しています。 調査でたくさんの海に行き、自ら潜り、ときには実験器具を自作する!?そんな研究生活の中で考えていることの一端を聞いてきました。

科学者として人や社会のことも見つめて考え、自分にできることを模索している姿勢が伝わってきました。人と海が共生していくために本当に必要なことは何か?という問いへの回答はシンプルで、でもとても深いです。(地域生態システム学科4年 ノコノコ)

横森佳世先生[グローバル教育院(府中キャンパス)]

現場に出て得られることの大きさを体感しているからこそ、「学生にはどんどん海外に出て色んな経験をしてほしい!」と農工大生の挑戦をサポートしている横森先生。 国際協力に興味を持ったきっかけから、これまでに携わってきた国際協力のお仕事、高校生へのメッセージ等、お話を伺いました!

なぜ留学を推進しているのか、農学や工学を学ぶ上で留学する意味とは、などお話をお聞きしていて、私も色んなことに挑戦してみたいなと思いました! 大学でどんなことをしてみたいか、まだ分からない方も、ぜひご覧ください。(農学府・農学専攻・国際イノベーション農学コース修士2年 だっち)

天竺桂弘子先生[動物生化学(昆虫系)研究室]

天竺桂先生は、様々な昆虫をテーマに、その生体機能を研究されています。中には、それらを医療や飼料など、人間に役立つ技術に利用している例も。今回の記事は特別に、研究室を案内していただきながらインタビューを行いました!実際の研究の様子、昆虫たちの姿がたくさん見られます。ぜひ最後までご覧ください!

人々の興味がつなげてきた昆虫研究、その面白さを教えていただきました。研究は、先人たちの興味に駆動されてきたもの。これから研究に触れる学生として背中を押されたお話でした。(環境資源科学科2年 TM)

矢田部浩平先生[矢田部研究室]

「音響自体はあまり目立たない研究分野かもしれない。しかし、音響信号の解析・処理に使われる数学のツールは今後世の中の発展に寄与するポテンシャルを秘めている。」数学がどうやって現実問題の解決に寄与するのか、そのヒントを矢田部先生に伺いました。

中学・高校から当たり前に学んできた数学が、具体的にどのように世の中の役に立つかイメージがわからないまま勉強をしている学生も多いと思います。先生とのインタビューで数学がどのように応用されているのか、垣間見ることが出来ました。(晴る)

半智史先生[木質資源特性科学研究室]

大学での経験を機に森林や樹木の研究を始め、そのまま研究者の道へ進まれた半先生。自身の興味を追求し続け、様々な分野の人と協力することをモットーにされている先生と、「木の細胞」との出会い、展望に迫ります。

常に温かい雰囲気でインタビューが進められました。特に切り株を持ちながら、研究について語っているにこやかな先生の姿が印象的でした。先生の研究が社会に役立てられる日が楽しみです!(環境資源科学科 1年 たに)

浅野竜太郎先生[池袋・津川・浅野研究室 ]

病気の原因となるものが体の中に入ってきたときに、それを攻撃したり、排除してくれる分子を「抗体」と言います。この抗体について研究をしている浅野先生。研究のことはもちろん、学生時代の研究の模索や格闘の日々も紹介しています。研究の大変さややりがいとは?ぜひご覧ください。

何かに一生懸命取り組んでいてもなかなかうまくいかない。そんな大変な時期をどう過ごすか?という悩みにヒントをくれるかもしれません。悩みながらも最終的に行動していく先生の姿がすてきです。(地域生態システム学科4年 ノコノコ)

吉野大輔先生[吉野研究室]

生体医用システム工学科の吉野大輔先生にお話を伺いました!ステントの作成など、医療に関する研究について詳しく教えていただきました。吉野先生の研究への思いや、医療機器を開発したいと思ったきっかけもお聞きしました。

物理って私たちの生活とどのような関係があるんだろう、と考えたことはありませんか?物理的な力と病気の治療の関係について知ることができます!ぜひ読んでみてください!(みかん)

三沢和彦先生[三沢・伊藤研究室]

レーザーポインターなどで目にすることが多いレーザーですが、三沢先生は医療に応用して研究をされています。レーザーを使うことで診断技術に応用できたり病気の予防に繋がったりという可能性にあふれる研究です。また先生の大学時代から今後の研究の未来について考えをお聞きました。

研究内容だけでなく、研究を通して得られた新しい出会いや自分の研究していることを信じて夢を追い続けることの大切さを教えていただきました。先生の研究への熱意と若い世代への思いを感じていただけると嬉しいです。

上田裕尋先生[科学博物館]

上田先生は恐竜の研究者であり、学芸員でもあります。進路選択や、恐竜を研究する面白さだけでなく、研究者、学芸員として、物を観察して情報を抽出する、物との対話をすることの大切さを教えていただきました。

実物を見ることの大切さを、例を用いて分かり易く教えていただきました。博物館に行ってみよう、と自然に思えてくる内容です。ぜひご覧ください。

寺田昭彦先生[寺田・利谷研究室(バイオ班)]

排水や廃棄物が問題となっている世界で、微生物を使って排水や廃棄物から価値のあるものを作り出し、人が再利用する。そんな究極のリサイクルの実現に向けて、寺田先生が研究する微生物の可能性を語っていただきました。また研究以外にも、自分の将来が見えない方へのアドバイスもいただきました。

先生のお話から研究だけでなく、何がしたいかわからないときに取るべき行動についても教えていただきました。微生物に興味がある人はもちろん、自分の未来像を描けていない方にも読んでいただきたいです。

福原敏行先生の似顔絵イラスト

福原敏行先生[細胞分子生物学研究室]

高校時代に挫折を経験した福原先生。研究の道でなら世界のトップレベルの人と対等に話せることを知り、研究者の道を志すようになったとのこと。動物には不可能なこともできてしまう植物の可能性や、特に楽しかった研究の内容についても教えてもらいました。

「失敗してもいいから、若いうちに一生懸命何かを頑張ってみてほしい。」先生の人生経験に基づいた言葉にとても勇気づけられました。

倉科佑太先生[倉科研究室]

医療工学は機械工学の一分野で、装置開発を通じて社会に貢献できる魅力があります。工学部機械システム工学科に一昨年(’22)発足した、本学科 唯一の医療工学専門の倉科研究室にて、倉科先生が医療工学に至った経緯と、研究に積極的に取り組むお話をうかがってきました。

医療工学の魅力と機械システム工学科ならではのアプローチについて熱く語って頂きました。また、失敗に対する先生の明るく前向きな考え方に元気をもらえました。機械か医療に興味がある人、そうでない人も必見です! (機械システム工学科 すざんぬ)

松村圭祐先生[直井・岩間研究室]

新たな技術で社会を明るくすることを目標に、高速で充電と放電が可能な電池を作るための基礎実験から、その実用化までを行う。松村先生の行っている研究や活動の話から、考えたことを実現するコツまで……、いろいろなお話を伺ってきました。

現在は授業をされていない先生ですが、研究だけでなく農工大クラフトビールの活動にも関わっていらっしゃいます。 学生のうちからでも社会に変化をもたらすことができるのだと、勇気づけられるお話でした!(たいやき)

コンピュータが人に勝ったら人は終わりなのか。今後ロボットやAIとどのように付き合っていけばよいのか。近藤先生の原点である人工生命の話から、人と人工物の関わり方の将来像まで語っていただきました。コンピュータと人の相互適応について一緒に考えてみませんか。

簡単に色々なことを試せる時代だからこそ、経験したあとに自分の手を動かしてやってみるのがいいという話が印象に残りました。今後の勉強や研究、ものづくりに活かしていきたいです。(知能情報システム工学科4年 ほき)

大津直子先生[植物栄養学研究室]

「植物はどうやって栄養を吸収し利用しているのか」といった根本の仕組みを突き止める、植物栄養学の研究をされている大津先生。様々な分野につながりがあり共同研究が生まれることや、論文を執筆し発表するプロセスを楽しみながら日々研究されています。学生時代の進路選択や、子育てと研究の両立についても伺いました。

大津先生が進路を選択した経緯は「根源的な問いを立てて突き詰めるのが好き」という気持ちが一貫していました。進路に悩む学生として、とても参考になりました。 また、人を大切にすることが基本、というお話が素敵でした。

田中聡久先生[生体信号情報学研究室]

脳波とAIを組み合わせた研究を行っている田中先生。「なぜ、頭の中で音楽が止まらないことがあるのか?」という素朴な疑問からの研究を紹介します。思わず数学を学んでみたくなるお話や、研究者になる経緯についてのお話もきっと参考になること間違いなし!?

やさしく噛み砕かれた研究のお話はもちろん、研究者になるまでの経緯も面白かったです。好きなことや興味を掘り下げて自分なりに行動していくと、意外な形で将来や仕事に繋がっていくことがあるんだなと思いました。 (地域生態システム学科4年 ノコノコ)

Wuled Lenggoro先生[レンゴロ研]

今回取材したのは、インドネシア出身のレンゴロ先生です。レンゴロ先生は、「微粒子」の観点から大気・植物など環境問題に取り組んでいます。日本の大学で生徒の心を掴む、レンゴロ先生の世界に触れていきます。

一度先生の授業を受けると、学生の心はたちまち奪われてしまう。先生の研究は、一見無機質に思う「微粒子」という学問で幅広い世界を醸し出す。とても愉快なインタビューでした。 化学物理工学科3年 にこらす

白木克繫先生[山地保全学研究室]

雨水の行方の探究や土砂災害被害の軽減といった壮大なスケールのテーマに、お手製の装置を用いて挑む白木先生。その根底には、人工林の荒廃や自然災害で亡くなる方の多さへの、課題意識があります。研究や講義への思いにとどまらず、幅広い経験をすることの重要さなど、白木先生の理念についても語ってもらいました。

フラットな視点で現場に向かう研究姿勢や「常識」への考え方、災害に対する当事者意識の推進といったお話を伺い、思い込みを取り除くことは大切だと改めて感じました。

藤田桂英先生[藤田桂英研究室]

日進月歩で私たちの暮らしに変革をもたらしている人工知能。その最前線で研究している藤田先生は、複数のロボットが協力して作業を行う際の調整や、AIと人間の対話における課題について取り組んでいます。人工知能が人間をサポートし、共存していく未来に向けて熱いメッセージをいただきました。

AIが社会の一員となり、より賢く便利な社会になっていく。そんな藤田先生の展望を伺いわくわくしました!同時に、AIを使いこなすのはあくまで人間であるとも伺い、AIの知識は必須だと感じました。

吉野知子先生[生命分子工学・海洋生命工学研究室]

常にアップデートされ続けている「分子生物学」とはどのような学問なのか。研究のモットーやこれまでの人生の話まで、吉野先生からしか聞くことができないお話をお聞きしました。進路選択に迷っている方、「研究者」について知りたい方、必見です。

分子生物学の特徴と面白さについて知ることができました。特に人生設計の話は女性の先生だからこそお聞きすることができた話であり、私自身も自分のこれからの人生についてじっくり考えるきっかけになりました。

金勝一樹先生[植物育種学研究室]

植物の中で何が起こっているのか、種子や植物のタンパク質・遺伝子を対象に研究されている金勝先生。 今回は、学生による発見が農業の固定観念を覆す技術の確立につながったウラ話をお聞きしました。 先生の授業への熱い思いも詰まった記事になっています!

農学だからこそ現場の農業に役立つかを意識しなければならないこと、農学部生として忘れてはいけないと感じました。 「アイデアと発見」を武器に自分も人の役に立つ研究をしたい!と勇気をもらえるお話です!

山崎孝先生[応用化学部門山崎研究室]

応用化学科の山崎孝先生にお話を伺いました! 料理や歯磨きなど、私たちの日常に欠かせない「フッ素」について詳しく教えていただきました。山崎先生の現在に至るまでの経緯、研究への想いについても併せてお楽しみください!

化学は苦手、、そんな人でもきっと、山崎孝先生の話を面白いと思えるでしょう!山崎孝先生が農工大に着任された経緯や、私たちの生活に欠かせないフッ素について知ることができます。ぜひ読んでみてください!

生嶋健司先生[生嶋研究室]

物理学をベースにわからないことを解明し、新しいことを作り出す。これを目標に生嶋先生はナノデバイスから医療技術の開拓まで幅広く研究されています。そんな先生が高校時代に物理を選んだ理由から今の研究までの経緯をお聞きしました。また先生が担当されている電磁気学の授業についても教えて頂きました。

皆さんは自分のやりたいことは決まっていますか?まだ決まってないという方が多いかと思います。自分もその1人です。そんな方に生嶋先生のお話は心に響くと思います。ぜひ一緒に先生のお話を聞いてみませんか。

小瀬亮太先生[再生資源科学研究室]

小瀬先生は、大学生の時に生まれた内発的な動機をきっかけに、研究者の道へ進みました。先生の授業では、環境問題や、物質循環について、リアリティと結び付けて考察しています。研究では、情報化社会・環境調和社会という時代に必要とされる、多面的な機能を持つ紙資源の生成を目指しています。

学生時代の先生の経験から、学生の興味の種を潰さない素敵な授業をしていることが伝わってきました!異なる大きさの繊維を使って型を作るような紙資源の研究からも目が離せませんね…!

熊谷義直先生[熊谷義直研究室]

物理化学は知識を総動員して様々な問題に取り組むための、基礎的な能力が身に付く学問です。物理と化学の両方を道具として使いこなすことで、研究において様々なアプローチが可能になります。熊谷先生の研究する結晶成長は、物理化学を用いて実験を重ね、誰にも作れないものを作り、自分だけの作り方を生み出す分野です。

物理化学について分かり易く教えて頂きました。知識を総動員して諸問題に取り組む能力が身に付く学問、物理化学に携わってきた熊谷先生の研究者としての一面に迫りました。研究者になった経緯や研究内容は必見です!

水谷哲也先生[感染症未来疫学研究センター]

ウイルスや公衆衛生の分野を牽引する水谷哲也先生。研究者として、教育者として、将来を見据え、私たちに期待を寄せていることが伺えます。学生を育てる現場の様子から、次世代の第一線を走る研究の内容まで、先生自身の体験を交えて語っていただきました。

ウイルスにはマイナスイメージがありましたが、楽しそうに研究を話す姿に惹かれました。結実しない努力に落胆するのではなく、評価されるポイントに合わせた努力ができていないと考えるタフさは、見習いたいです!

堀川先生イラスト

堀川祥生先生[バイオマス構造機能学研究室]

セルロース……何となく高校化学で聞いたことがあるような、ないような……実は木材の主成分であり、そして地球上で最も多量に存在する有機物なのです。セルロースの魅力からひも解く研究の面白さについて考えてみましょう。

私自身植物は専門外でしたが堀川先生の柔らかい関西弁の説明で植物の面白さを知ることができました。まさかセルロースをそんな生き物も持っていたとはと驚きました。(知能情報システム工学 4年 ほき)

堀川先生分野イラスト

香取浩子先生[香取浩子研究室]

20世紀以降に発展成立した新しい学問である量子力学。量子コンピュータや半導体など重要性が増しつつある分野です。この分野で新たな磁性材料を作り出す研究をされている香取先生に、物理に興味を持たれたきっかけ、そして物理という学問の面白さをお伺いしました。

なかなか馴染みが無いと思われがちな物理。香取先生のお話から、私たちの日常生活との近さと面白さを感じることができました。物理の面白さに是非とも触れてください!

田川義之先生[田川義之研究室]

流体力学は飛行機や新幹線などの技術開発に密接に関わり、現代において欠かせない学問です。しかし流体というのは一見複雑で、直感と反する難しい部分もあります。その「難しい」を「面白い」に変えて積極的に学習をしてもらいたいと願う田川先生の授業のやり方に迫ります。

田川先生の流体力学を分かりやすく伝えたいというお話を聞いて、「流体力学」という授業科目は、受講した生徒に理系に進む上で良い変化を与えてくれる授業なのではないかと思いました。

新村毅先生[畜産学研究室]

近年、「動物福祉」の考え方が広まりつつあります。動物福祉の研究者である新村先生に、動物福祉のことから、人と動物の共生、さらには研究の面白さまで、たっぷり語っていただきました。

人と動物がより良い環境で生きるためにはどうしたらいいのか考えさせられました。 新村先生の研究に対する情熱が伝わるインタビューです。高校生へ向けたメッセージも必読です。 (生物生産学科 2年 まえかわ)

理系大学の先生でありながら、言葉を扱う「自然言語処理」を研究している古宮先生。好きな「言葉」を追い続ける古宮先生の高校時代とはどういうものだったのか、そして現在の研究から見えてきた、古宮先生が理解したい「電脳」とは──研究の面白さとは何かについて迫ります。

理系科目が苦手だからこそ、人一倍勉強することで、やがて「好き」が見えてくる。古宮先生の話を聞いて、私も「好き」を追い続けたいと勇気をもらえました。 (知能情報システム工学 4年 ほき)

「バイオマス」という言葉を聞いたことがありますか? 動植物など生物由来の資源のことで、バイオマスを活用して化石燃料の使用量を減らすことで、二酸化炭素の排出量を減らすことが試みられています。 社会のなかでどのようにバイオマスを有効活用できるか研究されている伏見先生。 研究のことや高校生へのメッセージをお聞きしてきました!

「社会人=プロで、研究室はその準備期間」という言葉が印象に残っています。私も研究室の活動でたくさん力をつけていきたいと思いました! 高校生のみなさんにも、研究室での活動をイメージしていただけたら嬉しいです。 (農学府修士1年だっち)

山崎亮一先生[山崎亮一研究室]

生態系と同じように、社会も進化しているのではないか?——人間社会を動かす経済の分類の中でも、最も歴史の長いものの1つである農業。今回は、とある農村の風習が実際に変化している様子と、研究者としての心得とをうかがいました。

農業というのは全ての産業の連なる最初にあるもので、有史以前から人間社会と深くかかわっており、今もなおその恩恵と損失とを受け続けています。農業に関して、社会に関して、興味を持ってもらえたら嬉しいです。(工学部 すざんぬ)